旅 その10 八王子・横浜・三沢=== 5日で退職 ===トライアスロンの大会出場は休学中の大きな目的の一つだったので トレーニングは毎日とはいかなかったが行っていた。 工場の仕事を終えた夕方に走りに出た。 近所の丘のようなところを上り、下りの階段を小走りに降りた時・・・ 《《グリッ!!》》 右足首を思いっきりひねってしまった。 ゆっくり歩いて帰り、その晩はわりと普通に眠ったと思う。 ・・・翌朝・・・ 普通に歩けない。 同僚に欠勤することを伝え、病院へ。 レントゲンを撮り、整形外科の先生いわく・・ 『捻挫もしっかりしているけど、折れてるよ。』 いつかは分からないが既に折れていたのが 捻挫したことによって分かったことになる。 生まれて初めて足の指が出ている長靴のようなギプスを付けた。 『1ヵ月後にまた来てください。』といわれた。 ・・ 仕事できなくなったなぁ ・・ 工場の寮は次の日に出た。給料ももらっていないし、仕方ない。 父方の叔母が横浜におり、数日お世話になった。 だんなさんは神奈川県警の警察官。 急に転がり込んだ大学生をあきれもせずに受け入れてくださった。 いとこの2人の兄弟は幼稚園児で元気な子どもたちだった。 彼らの遊び相手をしながら楽しく過ごさせてもらった。 <旅 その11 に続く> |